津軽三味線の本質を考える日々

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

コロナ禍中は悲惨な状態でした。

県外教室は閉鎖、閉講で本部教室も辞めていった人もいます。幸い、最近は体験教室を経て習いに来る人が現れるようになり、津軽三味線のコンクールへの挑戦者が現れてきました。

 

まだまだ生活基盤が安定するほどではないのですが、少しずつでも生徒さんが増えていって、イベント業界や芸能関係の仕事も増えていってくれればと願ってます。

 

自分で企画もしなくてはなりませんね。

重造会の発表会も今年は考えて企画を進めていく予定です。

 

さて、そんな状況の教室内。

コンクール挑戦者にはそれぞれの曲を作っていくお手伝いをしてくのですが、ここで津軽三味線の本質を説明するのが定番になっています。

 

本質ってなんなのだ、と言うとアレです。

 

 

「称賛はするけど真似しない」

唯一無二の追求ってやつです。

 

津軽三味線には「人」が現れてこないとダメだと思ってます。先達者も個性あふれる演奏をしていましたし、そこに面白さや感動が生まれて人を虜にしてきたんだと思います。

 

 

演奏家として歩むのであれば、この音と曲はあの人だ!と言われる存在を目指したいものです。それを生徒さんにも伝えて、出来る限り自己表現の世界を楽しんでもらおうと思うわけです。

 

なかなか難しいのですが、割と簡単に作り上げていけるものですので、気長に地道にお稽古してくれればと説明してます。

 

そうは唱えていても似てたりはしますし、複数人いると曲が混ざったりもするんですけど…

 

混乱なきよう努めます。

 

ではまた。