大会へ向けて⑩

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

青森県郷土芸能協会YouTubeチャンネル 

 

大阪で開催された全国コンクールの動画が公開出来ました。

 

またしても私の不備で、最初になる部門は半分が撮影されていないという体たらくで…申し訳ございません。

 

続くコンクールの勉強の足し、対策の足しになるかとは思います。活用してもらえたら幸いです。

 

さて、シリーズ投稿が途絶えてしまい、最後の最後、直前という状態でストップしてしまいました。

 

言い訳はあるんです。

 

動画編集中にブログ更新しようとするとパソコンがフリーズしてしまうという…低スペックマシンの限界を感じつつも、購入する予算もないのでじーーーーっと出来上がるのをパソコン任せに待っていました。

 

アプリで更新してもいいのですが、このアプリというのもくせ者です。使いやすいような、使いにくいような。文章入力に関してはキーボードがあった方が圧倒的に早いので、アプリでの更新は今後もそれほど活用しないんだろうな…と思ってます。

 

 

しかし、アプリというのは便利なものです。

携帯電話がスマートフォンに変わり、備わった機能を使いつつ生活を便利にしてくれました。わたしがよく使うのはカーナビと動画撮影、録音も最近ではスマートフォンのみですね。録画時間も長くなりましたし、いろんな部分がスマートフォン1台で済むように変わりました。調べてみるとアプリにはチューナーもあり、コンクールに役立つものがたくさん存在します。

 

文明の利器を使ってコンクールに臨む。

とても大事なことだと思います。

備えに備えて本番前も備えて、あと残るのはあなたの心次第。

 

 

このシリーズの締めくくりは「感謝と諦め」です。

 

直前の準備についてはすでに書いてしまっているので、心の中についてのお話です。

 

大会へ向けてお稽古を続けてきて本番です。

 

もう逃げられません。

足掻くこともできません。

積み重ねた結果が演奏直後に出ます。

 

結果の原因は師匠にあるわけでもなく、仲間にあるわけてわもなく、家族にあるわけでもなく、自分にあるのです。

 

師匠はあなたの腕前に合わせた話をしてきています。

いきなり高水準の話をしたところで理解できなくては意味がありませんし、不信につながるだけです。ものすごく慎重にあなたを見ていたのです。

 

仲間はライバル意識があり、ある時は失敗すればいいのにとか思われる事もあるかもしれません。しかし妬みというのは羨望の裏返し。そういう態度ですらあなたを認めている証なのです。

 

家族はあなたの演奏を聞き続けているか、聞くのもイヤかどちらかでしょう。

 

しかしこの時間に大会へ出ていられるためにはたくさんの物事が動いていなくてはなりません。時間とお金を考えてみてください。自分で稼ぎ、自分の時間を使っているのですが、その中に巻き込まれているひとがいることをよく考えましょう。

 

最後に自分です。

 

ここまで弾けるようになったのは自分のおかげです。

よくぞあきらめなかった。

よくぞ怪我も病気もせずこの日を迎えられた。

やるね、自分。

 

 

ぜーんぶ感謝してみてください。

気持ちが少しは楽になるんだと思います。

 

震災のあった日も動画編集してたわけですが、あの日は私にとって決断を迫られた日でした。

姉はもうすぐ死ぬのかもしれない、と覚悟した

幸い、難を逃れ5月になりようやく再会できました。

再会の場は青森県でした。

 

5月に開催されている日本一決定戦に出場しつつ、姉との再会がメインで向かった旅。時は亡くなった人たちには申し訳ありませんが、楽しかったです。

 

 

大会当日も心境は穏やかで、ひさびさに家族が揃った事が一番大事でした。

結果が良かったのもこういった穏やかな気持ちであったことが原因だと今でも思っています。

 

勝たなきゃ。

今年こそは。

ミスはしたくない。

 

 

いろいろ想いはありますけど、その前にちょっと大事なことを忘れてる気がしてほしいのです。

 

今から上手になるわけはありません。

まず周りに感謝して、自分の現時点に感謝して、欲を諦めてください。

それが最後に必要なことかと。

 

 

大会前は雑念だらけになります。

良くも悪くも、その雑念がひとを成長させるのですが、迷ってはいけません。

実力発揮できるように大会本番を迎えるために、日々精進してください。

 

ではまた。