大会へ向けて⑥

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

毎日お稽古していて、どこかから声が聞こえる。

 

 

《それでいいのか?》

 

 

どういう意味だ?

なにを表してるんだ?

今の演奏はだめなのか?

なにがだめなんだ?

 

 

大会へ向けて練習していると、こういう夢をみる時期がそのうち来ます。

 

壁にぶつかるんですね。

お稽古が行き詰まるんです。

 

時間との戦いを繰り返し、ある程度のハプニングを交わせるだけの技術が身につきつつあるものの、なにかしっくりこない。

 

音の狂いやテンポの狂いが気になってくる。

 

それで正解です。

シリーズ6回目と7回目はどちらが優先されても良い項目の話になります。

 

先に「はやさ」の事に触れましょうか。

 

時間との戦いをしてくると、そのうち演奏速度を上げることで時間内に収めるという技を身につけます。

 

しかし速弾きというのが昨今の大会は歓迎されていません。

ここに入り込んでしまうとマズいわけです。

 

可能な限りゆっくりめに演奏して時間ちょうどになればいいのです。

師匠にフレーズの繰り返し回数などを見直してもらうのもいいでしょう。

とにかく落ち着いて聴ける演奏にしていきます。

 

 

展開がどうしても長くなる、でもこの展開は好きなのに。

そういった要求も合わせて師匠に言いましょう。

なんとかしてくれるはずです。

 

 

師匠に聞くばかりでもだめですね。

自分の運動の速度もあげないといけません。

 

 

無理なテンポの早さは余計なミスを呼び、大会では命取りです。

極力速度はあげて努力しつつも、本番は余裕の速度で臨む。

 

これがベストです。

 

 

さて、明日は音の狂い。

 

こちらが先になってもいい話ですけど明日にします。

 

ではまた。