テーマ「教える時になにを考えているか?」⑧

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

このテーマについて書くのもそろそろ終わりにしようと思ってます。だいたい⑩まで進めて一旦終了という感じを目標にします。

 

 

前回は技術と格好良くについて書きました。

見せかけの技術、響きのある演奏、響きの続く演奏と共に磨かないといけないのは格好良さ。

 

不格好でもやってみるような技術は要りません。

音が出てない技術などはもってのほか。

きちんと演奏して、きちんと曲が曲として聴いてくれたひとに伝わるように弾いてください。という事でしょうか。

 

民謡界はぶっちゃけ格好つけたがる人が多い世界でもあります。

師匠、先生と呼ばれるうちに腕に見合わない道具や着物を着て舞台に上がっている滑稽なひとも大勢います。

 

それでもいいんです。

理論や考え方がしっかりしていて、後進の育成には自分を犠牲にしてでも発信していけるひとであるなら。

 

残念ながらそんな人ってまずいません。

師匠や先生というひとは仕事の世話をしてくれる人ですか?

師匠や先生という人はデビューまでの道筋にきちんと導いてくれる人ですか?

 

 

はい。

お稽古中に考えてることがこれです。

 

今のわたしだと、残念ながらプロデビューさせるまでの力はありません。

せいぜい知っているひとに紹介する程度までです。

それでも変なひとは紹介しません。

すでにレコード会社と契約している人や、お弟子さんをきちんと育てている人を紹介します。

先生の作ってきた人脈を使っての話ですけど、親の七光りはきちんと使ってます。

 

 

わたしが教えている時に話すのは「いつでも独立を」です。

教室を開いて人に教える事で、教わってきた事のありがたみが分かります。

いろんな人のお世話になってうまくなって行くものなのです。

 

しかし、誰でも独立できるのか?と言われるとそうではありません。

そのひとの決心がどうなっているかが一番大事です。

 

今のところ何人かは独立までお付き合い出来たひとがいます。

その人が成功しているか?と言われると自信はありません。

でもそれなりに楽しんではいるようですし、その後も繋がりが途絶えていないのが答えなんだと思っています。

 

 

 

わたしは大丈夫ですか?

お稽古中、そんな事を考えています。

今日はこんな感じで・・・(´ー`)