テーマ「教える時になにを考えているか」②

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

前回に引き続きテーマに沿ったお話。

挨拶の声を聴く、というところから続きです。

 

次に、と目を向けたりするのは身体に貼り付けてる湿布薬や包帯や絆創膏、顔色に肌つやに・・・と体調うんぬんはもうまとめちゃいます。

 

そんなのは誰でも気づくはずですし、先生稼業しているなら人の異変には敏感なはずです。

 

体調というキーワードはお稽古に重要不可欠なもの、としたうえで最終確認は音を出すときのしぐさです。

 

身体に貼り付けるものを外したり、隠したりしてもごまかせない部分が音です。

 

撥の振り方をみてすぐに気づいてしまいます。

 

相手の音を聴く、というお稽古のうちのひとつでもありますが、音に体調は現れてきます。

 

痛いのは隠せない、痛かったのは隠せないという事でもあり、動きが微妙に違う(三味線に触ってなかった等)が見て取れます。

 

 

 

師匠って「普段のあなた」を見てるので、少しの違和感がなんでか伝わるんです。

そこで感じる違和感がなになのか?を探すのも仕事のうちのひとつだと思います。

 

 

ということで、またまた相手の事を考えてます。

 

続きはまた・・・。