おかげさま

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

雪がいっぱい。

 

今年はそんなに降ることもないだろう・・・なんて予想と、息子殿に雪かきはおまかせしました。ところが、そんな予想はまったく当たらず、予想以上の積雪。

 

ただ、わが家には3年前の豪雪後に手に入れた秘密兵器「YANASEスノースロワー88F」があります。

 

50センチ程度の積雪なら除雪機があればあっという間にきれいに出来る・・・というのが甘い判断。

 

エンジンはかかるが、すぐにエンストしてしまうという、古い除雪機あるあるが発動。

 

あれを見たり、これを見たりと除雪機を触っている間に、積雪は70センチ、80センチと増していきます。

 

 

『車出せるようにしとかないと』

わが家の前は「芦原街道」というかなり主要な道路です。

車から15mもあるか、ないかの距離を除雪しておけば車での移動が可能になります。

 

こういう時だから怪我が怖いし、病気も怖い。

救急車がスイスイと来ればいいですが、災害時は来ないもの。

自衛のためにも車は活かせるようにしなくてはなりません。

 

なんとか雪かきを終了し、軽自動車1台が通れるくらいになったその夜。

 

救世主(お隣のご主人)が現れて、除雪車で普通車が楽々通れるようにしてくれました。

 

ありがとうございますm(_ _)m

 

一本路地を入るとこんなもんです。

 

アイスバーンなら走れるのですが、福井の雪はすぐに溶けて柔らかくなる雪。

 

少しでも気温があがれば、少しでも雨が降れば、足元はふかふかの状態になります。この状態で車が入るとスタックして走行不能になります。

 

立往生してしまう車や、はまり込んだ時にバンパーや床材を損傷する車が多発しています。

 

よく見るのはホイールカバーなんですが、今年はわが家の前にスペアタイヤが落ちてました。

 

 

寒気も完全に抜け、雨に天気が変わりました。

雪が解けるのは早いもので、あっという間に嵩が減っていきます。

 

3年前の豪雪は2月にありました。

今年は1月になったのですが、2月は毎年寒気が入ってきます。

もう降らないでほしいですが、たぶん降ります。

 

今の雪をなるべく整理して、次の雪に備えなくてはなりません。

福井ヤナセ中央に電話をして、除雪機を見てもらうことにしました。

 

技術者が引き取りに向かいますので、とヤナセ。

到着のひとに症状と自分で対処したことを伝えます。

 

そして、実際にどんな状態かを点検してもらうと、工具をもって作業が始まりました。

 

 

『あれ?もしかしてこの場で直る?』

 

期待しながら見ていると、原因をひとつひとつつぶして行くと燃料が燃焼室に通っていなかったとのこと。

 

キャブレターは、自分でキャブレタークリーナーを使って簡単に洗浄しましたが、キャブレターの詰まりなどではなく、キャブレターに燃料が入っていっていない。

 

燃料ホースがどこかで詰まっている・・・と、途中の燃料フィルターをはずしてみるとフィルターが錆でいっぱい。雪もいっぱいで錆もいっぱい。

 

まるまる2年使っていない燃料タンクの中が錆てしまい、それが詰まりの原因に。

 

実はYANASEスノースロワー88Fという除雪機は、40年ほど前に販売されていた除雪機で、燃料タンクは鉄製なんです。88F以降に出たものは樹脂製に変わったので錆でのトラブルは無くなったんだとか。残念ながら替えの部品はないらしいので、このタンクに穴が開いたら寿命ということになるそうです。

 

そんな話を聞きながら、手を付ける場所をヤナセの技術者が教えてくれ、自分でも対処できるようになりました。

 

中学校の時、技術の時間でエンジンを組み上げる授業を先生がしてくれました。最近釣りで共同購入したボートのエンジンを触っていて、メンバーの中の詳しい人に教えてもらっているのも、よい経験になっています。

 

その後、歩道部分で車を切り返しできるくらいになるように除雪機を使って雪かき終了。

 

雪かきひとつで自分がいろんな人のお世話になって生きていることがよくわかりました。

 

 

本当におかげさまですm(_ _)m・・・と、頭の下がる一日でした。