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津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
普段から自らの芸を磨く。
時には砥ぐように、なにかを身から取り払うこともあります。
一定であることは大事なんですが、執着することは良くないこともあります。
ですから、いつもいつも自分を見直し、手入れしていかなくてはなりません。
今日は包丁を研ぎました。
なんで砥ぐの?と聞かれたときの答えは
『おまえとの縁を切るためだよ』
と答えますが、気にしないでください。
良く切れるように悪魔の音楽(聖飢魔Ⅱが好き)を聞きながら黙々と砥ぐからです。
ちなみに本数が多いのは、山の神の職場(社員食堂)の包丁も含まれています。
よく切れる包丁は、素材の栄養素と味を守る役目もあるので、料理人が切れる包丁を求めるのは、顧客満足度への初めの一歩です。
砥石は5000番まで使うので、それなりに切れ味は長持ちするはずです。
さて、そんな趣味の話はさておき、舞台の宣伝です。
日付順で書きますが、先ずは11月28日㈯に開催される福井県文化芸術祭から。
福井県文化協議会主催で、今回が第1回目となる企画です。
今までは協議会会員の活動を補佐補助するような活動が主だったのですが、コロナ禍によって活動の場を無くしてしまった美術家芸術家を後押しする企画を立ててくれました。
個人での個展やコンサートの開催は今の状態ではとても勇気が必要な状況です。
開催する責任を一手に引き受けることが美術家芸術家にのしかかり、また世間から投げかけられる言葉も「今はやめておいたほうがいいんじゃない」というものも心情に突き刺さります。
行動してなんぼの世界でもあり、その行動を止められてしまうという言い表せられない感情。
でも、それ以上に重く暗くのしかかる現状。
『個からはじめるのは世間的にとても難しい。そんな今だから公が率先してなんとか出来んか?』福井市文化協会でもこのような発言をし、県全体の文化協議会でも同じように発言して開催が実現した芸術祭です。挨拶文が載っているひとが発起人です。
そして、文化庁でも公演に関する支援はされています。
福井でのそういった制度を利用したコンサートが12月5日㈯に開催されます。
ここでは私がメインでは無く、戸田弓子さんの伴奏で加わります。
会場となる福井県国際交流会館で観覧も出来ますが、支援チケット欄にある公演DVDの販売もあります。
当日来れない人、行きたいけど家族や会社のコロナ警戒のため涙ながらに諦めるひとはこちらを利用してください。
民謡だけではないので、とても面白い舞台になると思います。
この二つの舞台へかけて芸を研ぎ磨こうと思います。
今日も一日がんばりましょう
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