不安を煽っているのではなく、不安なのです

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

福井県も感染者が増えつつあります。

 

幸いにしてわが家は自粛に慣れているのか、家族全員巣ごもり引きこもりで買い物以外は外出もせず、身を守る行動を自然の流れで行えています。

 

助かるのは息子殿と娘殿の性格。

 

外に出て遊んだり、暇つぶしにお店巡りなどせずに、部屋で遊んでいられるようです。

 

お稽古に勉強(してるはず)、YouTubeにゲーム、漫画を使ってなんとか過ごせています。

 

これが「出かけたい!」「あの店に行きたい!」なんて騒いだり、友達と約束してどっかへ出かけたりしてしまうようだったら、気が気でならなかったでしょう。

 

昨日からの福井県の感染者情報は図で示されていて、見つかった感染者がどの経路で感染しているのか分かりやすくなりました。

 

ほとんどは濃厚接触者と呼ばれる、感染が確認された人と行動を共にした人でした。

 

ということは、感染の範囲が把握され、その人を取り囲んでいけば感染拡大は防げる道筋に乗っていくので、あとは回復待ちと続く感染を断てば収束します。

 

しかし、一人だけ、感染経路が全く分からない人がいます。

 

このひとはなぜ感染したのかを考えると、自然発生的に感染してしまうものではないようなので、「誰か」から感染しているのは分かります。当然、そのひとは感染元では無いので、その「誰か」は今も感染元として活動しています。そしてその「誰か」は感染させたことを知らずに生活しているはずです。

 

もし今後、その「誰か」が発症し、症状がはっきりと出たら、幸運なのかもしれません。二次、三次の感染は、そこで防げるように動けるから。でもその「誰か」が軽症のうちに終わり、普段の風邪っぽい体調不良のうちに回復してしまったら・・・

 

そう、わからないままで終わってしまうんです。

 

それが重なれば収束と言えるんじゃないの?とも考えられるでしょうが、死を招くという事実があるので、そんな考え方はおかしいのはすぐに分かります。

 

私にとって、お笑いに関しては当然、今はテレビの宣伝で津軽三味線を演奏している姿が強烈に印象に残っている志村けんさん。志村さんはどうやって感染してしまったのでしょう。感染経路の絞り込みが出来ていないとの報道を目にしたことはありますが、その後の進展はわかりません。

 

 

先ほど過程の話で表した「感染しているのかよくわからない誰か」によって感染することになってしまったのだろうか。そう考えるとその「誰か」には自分もなりえるし、その「誰か」にならないように考えて行動しなくてはならないと思う。

 

自粛という言葉を聞くと、反発したくなるような衝動に駆られる人もいるはず。降ってわいてきた休暇と、今後降ってくるかもしれない給付金などで、浮かれて遊びに出かけてしまうなんて最も愚かな事。

 

自粛ではなく自覚であり、やっていい事とやってはいけない事を理解するための分別を持って欲しいです。

 

 

 

と、自分に言い聞かせ、きょうも猫と会話をして過ごします。

 

まだまだこれから。

 

がんばりましょう。