大会審査への疑問シリーズ・独創性

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

独創性。オリジナリティ。自分らしさ。

表現するときにこの手の言葉が出てくるのですが、音楽だけに限らずすべての芸能、すべての仕事や生活にも言われ続けます。

 

独創性ってなにだろう?

オリジナリティってどれだろう?

自分らしさってこれかな?

 

悩みの種です。

この項目に関してはわたしも何とも言えません。

 

 

即興での演奏が真骨頂と謳う津軽三味線ですが、実際に即興なのかと言われるとそうではありません。

 

決まっている何小節かの旋律、曲を繋いでいってるだけで、繋ぎの部分も決まっている何小節かの旋律、曲も習えたり参考にするものがあります。

 

最初から最後まで全てが新しい曲はなく、どこかに誰かが考えたものが盛り込まれます。

強弱の付け方や間の取り方など、個人の考えが盛り込まれることはありますが、『誰も聞いたことがない』なんて曲は存在しません。

 

ですからここで審査されているというのは、繋ぎの部分や、決まっている何小節かの曲をどこで出すか、どのように出すか。

なんだと思います。

 

 

あれ?教えてる人も分からないの?

困りました。困ってしまいました。

困ったところで今日もおしまい。

今日も1日がんばりましょう。