疑問シリーズについて

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

調弦、リズムと書いてきた疑問シリーズですが、誤解を招くといけないのでちょっと休憩。

 

疑問シリーズは、批判シリーズではありません。

 

それはおかしいよ!と思う部分に触れてはいるのですが、深く読み取らなくてはならない意味があることに、気付いて欲しいと思っています。

 

ですから完璧な答えにはなっていませんし、ほかの理由があって満点にならない事もたくさんあるわけです。

 

それらを読み解いていく中で、自分の演奏を見直していくとどうだろうか?と、見つめ直しをするとお稽古の中身が変わると思います。

 

わたしは変わりました。

 

参考にするべきものは参考にし、模倣するべきものは模倣しなくては分からないこともあります。

 

なんでこういう曲の流れになったのか?

なんでこういう表現になったのか?

 

という漠然としたところから、なんでこのツボ・勘所を使わなくてはならなくて、なぜこの撥の使い方をしているのか?という具体的なところに行きついて、変えてみたらどうなるんだろう?という応用に向かうと見えてくることがあります。

 

こうやっていると弾きにくくなるんだ!とか、こうやっていると次に繋がりにくいんだ!とか、最初の漠然とした部分に陽が射してくるような感覚になります。

 

そこまでくると、そのフレーズを作った奏者の気持ちというか、感覚というか、その一部が見えたような気持になります。

 

錯覚かもしれませんけど、そんな気持ちになるんです。

 

深い。深いですね~。

困ったもんです。

困ったところで今日もおしまい。

 

今日も一日がんばりましょう。