ゆかた会の準備

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

重造会の中で「ゆかた会」と呼ぶ行事があります。温習会とかおさらい会と呼べばわかりやすいのかもしれません。

 

 

ゆかた会とは別に発表会が年によってあったりなかったりするのですが、それぞれに意味を持たせています。

 

発表会はあくまでも格好良く見せる(魅せる)ためのものであり、無様な様子などをお客さんには見せないように演目を決めます。

 

ですから「やってみたい」とか「やりたい」という感情があったとしても、『絶対失敗しない』という条件の方が大事になります。

 

(ぶっちゃけると失敗は必ずあります・・・)

 

ゆかた会は挑戦の場。

 

最近、重造会でも挑戦者が増えている津軽三味線コンクールなどの本番前に舞台度胸をつけるために。当然、民謡の大会も同じであり、さらには発表会へ向けての挑戦の場でもあります。失敗を恐れずに演目に集中しお稽古するためにある会です。

 

金銭的なことでも変えているところがあります。

 

発表会については今までお稽古をつけてくれた師匠へのお礼、会場の準備にかかる経費、宣伝にかかる経費を含めて頭割りで開催します。当然それだけでは足りなくなるので、チケット販売をして足りない部分を補填します。

 

 

お客様にお金が発生する以上、責任をもって、来て頂いたお客様に報います。ですから失敗は許されません。失敗するような演目に挑戦し、案の定失敗するのではお客様に失礼にあたります。

 

 

ゆかた会についても、今までお稽古をつけてくれた師匠へのお礼、会場の準備にかかる経費については頭割りです。宣伝はしません。基本的に知人友人で失敗を許してくれるであろう人を集めます。チケット販売はせず、失敗することを前提になるべく内輪での会として運営しています。

 

楽しむために楽器に触れてみようか、と集まっているのですから、思いっきり楽しもうと企画しています。打上げが必ず開催されるのは、その一環でもあります。

 

ゆかた会は海辺で行う事が多く、海の幸を味わいながらその日の反省を酒で流しています。

 

いろんな舞台を踏んで慣れを生み、慣れによって生まれた余裕でさらに良い演奏を届ける。

 

こんな良い循環が生徒さんにも訪れたらと・・・

 

 

詳細はまた・・・