ひとはどう思っているのだろう。

ブログを御覧いただきありがとうございます。

津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

演奏中に何を考えているかを考える。

 

 

そう遠くも無い過去の話だと「ひとつひとつの音」の事を考えて演奏していました。

 

中身は残念なお話でツボ(勘所)の狂いばっかりで、心の中では『あ、狂った。』『あ、また狂った。』の繰り返しでした。

 

その後は少し冷静さが出てきて、まずは態勢作りをチェック。

『ここ、オッケー。』『はい、ここもオッケー。』のように心の中で確認。

 

ツボの狂いは準備不足が呼ぶことを憶えたためにこうなりました。

演奏中はあまり変わらず、あいかわらず音の狂いを気にしながらでした。

 

その後は冷静さうんぬんより、確認作業が増えていきます。

ツボの狂いは耳で理解し、腕で治すものですが、目で確認しなくてはならないことも学習しました。

かといって、ツボ紙を棹に貼り付けて確認しているのではなく、あくまで距離感などで判断。

この辺りからツボの狂いの迷いから少しずつ解放されていきました。

 

同時進行で変わらず行っているのは拍子の安定を考えています。

大きく拍子を変えると評価が変わりすぎます。

しかし変化は感情表現のうちに入るので、少々の変化はつきものです。

どこまでを極端と呼び、どこまでを許容範囲とするのか常に考えていました。

 

そして現在。

今はあまり考えていないことのほうが増えました。

これはいいようなわるいようなで、ふと我に返ると間違うことが増えました。

しかし、余計なことを考えずに音を追いかけることで新たな曲の展開を発見したり、自分の間違いを見つけることが出来ました。

 

 

演奏中。

なにを考えていますか?

 

 

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