注視。

ブログを御覧頂きありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

『自分を観察することが大事』

 

ある程度演奏出来るようになってくると、正面を見て演奏できるようにお稽古しなくてはなりません。

 

舞台で演奏している姿を想像して頂きたいのですが、自分の演奏を聴いてくれる人は自分の正面にいるはずです。

 

そして場合や場所にもよりますが、大抵は真剣な表情で聴いてくれるはずです。

 

そんな聴衆が目の前で自分に視線を注いでいるにもかかわらず、相手を見ることが出来なくて損をする事が多く存在します。

 

『せっかく足を運んだのに、気づいてくれなかった』

 

これは観客として考えた時にとても残念な気持ちになります。

反対に、目線が合って軽く会釈などされた時は嬉しくて嬉しくて、また次の舞台があった時も・・・と考えるのが観客としての心理です。

 

ですから、正面を向けるようにお稽古しなくてはならないのです。

譜面とにらめっこや、棹や撥を見続けているのを早くやめられるようにしなくてはなりません。

 

 

しかし、反対の事も。

 

 

自分の手つきを直す、もしくは新しい曲を自分のものにしようとする場合は、注視に注視を重ねてお稽古しなくてはなりません。

 

自分の身体に丁寧に癖をつけていく作業ですから、軽く考えてお稽古してしまうと後でとんでもない事になります。

指の1本の動きを注視して、ひとつでもおかしい場所が出来ないように気をつけなくてはなりません。

 

他人の振り見て、我が振り直せ、とはいいますが自分の姿は本当に見えていないものです。

見逃しを無いように念入りに考えるのであれば、ビデオをセットして録画するくらい周到でなくてはなりません。

 

見落としは厳禁です。

 

音は目に見えませんが、目を使わないといい音は出ません。