打つ。

ブログを御覧頂きありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

『ただの一発も粗末にしないように打たなきゃ』

 

五錦竜二先生のお言葉です。

何回も耳にしていますが、それほど打つことは大事です。

運指も確かに大事なのですが、それ以前に音を出すための打ちが大事です。

 

それらがバランス良くなる事が一番の目標ではありますが、弾けない段階でバランスなどと考えてはいけません。

運指がスムーズになるまでは、運動神経が繋がるまで待たなくてはなりませんし、早々繋がるものではありません。

 

すらっと演奏できる人はいますが、誰しもが最初は構えから、撥の持ち方から、そして『打つ事』から始めています。

 

えへへ、打つぐらい出来ますよ(´ー`)

 

本当に打ってますかね?

腹の底まで響く低音を出しきれていますかね?

涙があふれてしまうような儚く切ない音を出しきれていますか?

心が踊るような明るくきらびやかな音を出していますか?

 

と、そこまで打ちに関しては考えて欲しいです。

強くも、弱くも、撥の捌きで叩く場所が変わっても。

きっちり打って欲しいのです。

 

 

 

ちなみに、蕎麦を打つ時は、そこまで意識していません(笑うところ